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純白に赤と黒が特徴的な丹頂(タンチョウ)の鶴香合です。内側は金箔貼りです。 丹頂鶴は日本の特別天然記念物。 丹は赤という意味で、頭頂が赤い鶴であることが丹頂鶴の名の由来のようです。 目元を見ると命が宿っているようです。丹精を込めて作られた香合であることがうかがえます。出品の鶴香合は陶器や磁器、木製でもなく、粘土から作られる土人形の技法によるものだと思います。 次の『』はネットからの引用です。 『土人形は日本古来の伝統工芸品の人形で、低火力の素焼きに胡粉(ごふん、白色顔料のひとつで、現在では貝殻から作られる炭酸カルシウムを主成分とする顔料)をかけて泥絵具で彩色をした人形であり、素朴な味わいに人気が。代表的な福岡の「博多人形」、京都の「伏見人形」のほか、日本各地には郷土人形、郷土玩具として伝承されてきた伝統工芸品が。』 画像写真9、10枚目のように、余り見られない表面が彫られた木箱に、布(汚れ変色あり)に包まれて収めれられていたものです。 蓋表に「鶴香合」、蓋裏に「昭和九亥月、〇〇醐山作」の箱書と花押が。最初は、昭和九年、亥月(がいげつ、いのつき、陰暦10月)と読める?のですが、その左の〇〇は作家名、或は「新春」でしょうか。布に書かれた「醐山作」と朱の「醐山」の号は判読できますが、最初の数文字は「御〇を〇みて」でしょうか。最初の〇は、香合の「香」、後の〇は「囲」なら、茶道や香道とも符合するように思いますが。〇に入る字は何でしょうか。〇以外の読みも誤っているかもわかりません。 昭和九年の作品だとすると約90年の経年で、香合の純白部分に若干の汚れは見られますが、目立つような彩色の色褪せ、内側の金箔の剥がれ、キズや欠け、ヒビなどはほとんど見られません。画像写真8枚目に、金箔部分と底に8mm角くらいの跡が見られますが、何の跡かは不明です。 大きさは概寸で、長手9.5cm、短手5cm、蓋を含む高さ6.3cm、底の長手4.3cm、短手3.2cm、重さ約150gです。 「醐山」に該当する作家を調べましたが不明、分かれば経歴などが芋ずる式に得られるのですが。骨董ではありますが、傷みはほとんど見られず、内側金箔貼りの鮮やかな彩色が残された丹頂の鶴香合です。出来れば箱書きの不明な文字を解明していただき、置物に、茶道具、香道具にお使いいただければ幸です。
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目元を見ると命が宿っているようです。丹精を込めて作られた香合であることがうかがえます。出品の鶴香合は陶器や磁器、木製でもなく、粘土から作られる土人形の技法によるものだと思います。
次の『』はネットからの引用です。
『土人形は日本古来の伝統工芸品の人形で、低火力の素焼きに胡粉(ごふん、白色顔料のひとつで、現在では貝殻から作られる炭酸カルシウムを主成分とする顔料)をかけて泥絵具で彩色をした人形であり、素朴な味わいに人気が。代表的な福岡の「博多人形」、京都の「伏見人形」のほか、日本各地には郷土人形、郷土玩具として伝承されてきた伝統工芸品が。』
画像写真9、10枚目のように、余り見られない表面が彫られた木箱に、布(汚れ変色あり)に包まれて収めれられていたものです。
蓋表に「鶴香合」、蓋裏に「昭和九亥月、〇〇醐山作」の箱書と花押が。最初は、昭和九年、亥月(がいげつ、いのつき、陰暦10月)と読める?のですが、その左の〇〇は作家名、或は「新春」でしょうか。布に書かれた「醐山作」と朱の「醐山」の号は判読できますが、最初の数文字は「御〇を〇みて」でしょうか。最初の〇は、香合の「香」、後の〇は「囲」なら、茶道や香道とも符合するように思いますが。〇に入る字は何でしょうか。〇以外の読みも誤っているかもわかりません。
昭和九年の作品だとすると約90年の経年で、香合の純白部分に若干の汚れは見られますが、目立つような彩色の色褪せ、内側の金箔の剥がれ、キズや欠け、ヒビなどはほとんど見られません。画像写真8枚目に、金箔部分と底に8mm角くらいの跡が見られますが、何の跡かは不明です。
大きさは概寸で、長手9.5cm、短手5cm、蓋を含む高さ6.3cm、底の長手4.3cm、短手3.2cm、重さ約150gです。
「醐山」に該当する作家を調べましたが不明、分かれば経歴などが芋ずる式に得られるのですが。骨董ではありますが、傷みはほとんど見られず、内側金箔貼りの鮮やかな彩色が残された丹頂の鶴香合です。出来れば箱書きの不明な文字を解明していただき、置物に、茶道具、香道具にお使いいただければ幸です。
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